参加者の声 グッドのキャンプに参加して

参加したみなさんからの届いた声を一部ご紹介します。

Q.参加する前はどんなこと考えてた?

  • 何となく高校に行き、何となく大学進学を決め、何となく就職するだろうと思っていました。 何かしてみたいと思っていたけど、なかなかきっかけがありませんでした。
  • 充実した大学生活にしたいけど、どうすればいいのかわからなかった。今の自分に何かプラスになるものが見つかるといいなと思っていた。
  • 現状を打破できる「何か」を探していました。飲み会にいって、カラオケで騒いで、チャラチャラ遊んで。そんな「大学生らしい」毎日に、面白さを見出せずにいました。高校まで部活という打ち込めるものがあった僕にとって、目標のない繰り返しのような毎日を過ごし続けることは辛かったのかもしれません。 

大学生活の閉塞感


  • 何かやろうと思っても先延ばしにしてしまい、あとになって後悔することが多い。
  • なんとなく過ごしている大学生活は正直つまらなかった。やりたいことがあっても、周りの目を気にしてしまい、踏み出す勇気がなかった。
  • 貴重な大学生活をムダにしたくない。でも、何がしたいのか分からない。
  • 将来のことを考えないといけないと思うけど、やりたいことも夢も特にない。何から始めたらいいかもわかりません。

一歩踏み出せないやりたいことがわからない


  • 海外に行ってみたい!ボランティアにも興味がありました。自分の人生にとってプラスになる経験を積みたい。
  • 色々な経験をして、最高だったと胸を張って言える、充実した大学生生活にしたい。
  • 海外に行ったことがありません。わからないことや不安もあるけれど、日本にいたらできないようなことに挑戦してみたい。1つでも多くのことを吸収したいです。
  • 大学以外の人と話す機会がほとんどありません。いろんな人と話して、視野を広げたいです。

ボランティアをしたい 視野を広げたい


Q.ワークキャンプに参加してどうだった?

  • スリランカの小さな村。行く前は、危ないとか、汚いとか、かわいそうとか、勝手に思い込んでいた。

・村での生活は、毎日が本当に楽しかった。ナンギ(妹)と一緒に水浴びをして、近所の子どもたちと遊び、アンマ(お母さん)手づくりカレーを手で食べ、あったかいテー(紅茶)を飲む。夜はご近所で集まって、歌ったり、踊ったり。お互いの言葉を教え合いっこして、ナンギと同じベットで眠った。村人たちは、人と人との繋がりを大切にしていて、いきなりやってきた私たちをまっすぐ迎え入れてくれた。

・何よりも豊かな自然に感動した。朝はリスの鳴き声で目が覚めて、木々からこぼれる朝日を浴びながら顔を洗う。庭にはクジャクが闊歩し、羽を広げている。ワークに向かう道中も、ため池で水牛が、水浴びをしていたかと思えば、オオトカゲがゆっくりと道を横断したりしている。夜は、天の川がはっきりと見えるほどの満天の星の下でダンスパーティー。日本ではあり得ない景色ばかりで驚いたけれど、すべて新鮮で心地よく、自分も自然の中で共に生きているんだということを初めて実感することができた。

・村の日々を通して、”発展途上国”や”貧しい”という言葉に違和感を覚えた。確かに日本と比べると物は少ないけれど、スリランカには素敵なものがたくさんあふれていて本当の豊かさとは何かを考えるきっかけになった。

・キャンプでは、何でもやってみないとわからないという発見がありました。川で水浴びをすること、辛いカレーを食べてみること、人に本音を話すこと。一人ではできなかったけれど、背中を押してくれたみんながいたから、今まで無理だと決めつけていたことに挑戦することができました。やってみると、どんどん楽しめるようになって、知らなかった世界や感じたこともなかった感覚に出会うことができました。今まで自分が狭い世界に閉じこもっていて、窮屈な生き方をしていたことに気がつきました。

・村人と一緒に働いたことが楽しくてしょうがなかった。おじいちゃんおばあちゃんは、「重い重い」と言いながらも笑顔でバケツリレーに参加していて、日本語や現地の言葉を教え合ったり、歌を歌ったりしながら作業を進めた。言葉は通じないけれど、楽しんでいる心は一緒なんだという感覚が新鮮だった。自分たちの名前が刻まれた石碑を見た時、みんなでこの村に何かを残せたんだという達成感が嬉しかった。

・村を出発する朝、ホームステイ先の家族と手を繋いで集合場所まで歩いた。普段誰にも見せたことがない涙があふれてきて、離れたくない、とぎゅっと手を握り締めた。ときに言葉の壁はあったけれど、自分が自分のままでそこにいるだけであたたかく受け止めてくれる人たちがいることを強く感じた。いつか必ず、この村に帰ってこようと思った。

Q.参加してどんな気づきや変化がありましたか?

・村では歯磨きをしながら星空を眺めたり、帰り道にお花を見つけたりした。時間の流れがゆったりに感じて、優しい気持ちになれた。帰国して乗った電車の中では、ほぼ全員がスマホに釘付けでぎょっとした。帰り道、小さな画面の代わりに空を見上げたら、きれいな満月が輝いていた。スリランカでの日々が、心にゆとりを持つ大切さを気づかせてくれた。たくさんのことを感じたけれど、一番大事だったのは、日本での自分自身の在り方を見つめ直すことだったと思う。

・行く前は期待よりも不安の方が強かったけれど、キャンプでは新しいことをたくさん知って、心の底から楽しいと思える時間だった。今、私は新しい世界のスタートラインに立ったに過ぎないと思う。これからの私の原動力は、スリランカで感じたことやキャンプで出会ったみんなの存在、そしていつでも自分を受入れてくれるあの村の存在だ。勇気を出して踏み出した一歩を次に繋げていきたい。

・村での暮らしは、今まで自分が持っていた”幸せの基準”がひっくり返ってしまうほどの体験だった。日本に比べると、電気やガスや水道も自由に使えない不便な生活。村人たちはモノがなくても、便利な機会がなくても、誰かと一緒にいる時間や、毎年を楽しく一生懸命生きることを大切にしていると感じた。家族はどんなときにも笑顔で私たちをまっすぐあたたかく迎え入れてくれた。いつも何かに追われ、空気を読んでまわりに合わせることに必死。そんな日常とは違って、村は本当に居心地がよかった。肩の力が抜けて、自分の気持ちに素直でいられる感覚。きっと生きているってこういうことなんだ、忘れたくないなって、心と体で感じた。日本を離れたスリランカという非日常の中で、人との気持ちのいい繋がり方のヒントを学ぶことができた。これからはもっと自分の気持ちに素直に生きていきたいと思ったし、日常に埋もれてしまいそうな目の前の幸せにちゃんと気づける人になりたいと思った。

グッドのワークキャンプには日常が変わるきっかけがたくさんつまっています。
あなたも、まだ見ぬ世界へ一歩踏み出してみませんか?