スリランカワークキャンプ

インド洋に浮かぶ光輝く島スリランカ。日本から6600キロ離れた小さな島で若者たちの人生が大きい動き出しています。ジャングルの村でホームステイ。手でカレーを食べる。日本では経験できないことがたくさん。そんな魅力たくさんのスリランカキャンプをご紹介します。


スリランカワークキャンプ 活動紹介PR動画

2016年 第7回PR力コンテスト V-1 最優秀作品「あの村から」

1.もう一つの家族ができる 
      ~ホームステイ&食事~

スリランカの人々は、本当に優しくて暖かい人ばかり。見ず知らずの私たちを本当の子ども、家族のように接してくれます。
初めてホームステイ体験をする!!っていう人でも楽しめること間違いなし。お別れの時は、みな、涙を流してお別れをします。

食事は、ホストファミリーのお母さんが手作りで作ってくれます。メニューはもちろん、三食カレー。種類もたくさん、鶏肉のカレー、魚のカレー、野菜カレーなど。味も全然違って、本当においしい。お母さんも優しく作り方を教えてくれます。

現地でスパイスを購入して、日本で作っている人もたくさんいます。

2.見たことがない大自然

活動する村は、大自然がいっぱい。クジャク、象、ホシガメなど日本では滅多に見られない野生の動物がたくさんいます。

湖や川での水浴びは最高に気持ちがいい!運がよければ、野生の象に遭遇することも。夜は、数えきれないほどの満天の星。

3.村に必要となるものを ~ワーク~

井戸掘り、道路づくり、水路作りなど村が必要としている仕事をお願いします。毎回、村人に会議を開いてもらい、一番必要なものを参加者の参加費から資材を購入し、村人と一緒に建設します。村人と汗を流し、ワークを完成した時は村中が大喜び。帰国後も私たちが作ったモノが大好きな村人が使ってくれていると思うと何だか、嬉しい気持ちになります。


参加者の声 ~voice~

村の暮らし

村での暮らしは、いままで自分が持っていた“幸せの基準”が180度ひっくり返ってしまうほどの体験だった。日本に比べると電気やガスや水道も自由に使えない不便な生活。村人たちはモノがなくても、便利な機械がなくても、誰かと一緒にいる時間や、毎日を楽しく一生懸命生きることを大切にしていると感じた。家族はどんなときにも笑顔で、私たちをまっすぐ温かく迎え入れてくれた。いつも何かに追われ、空気を読んで周りに合わせることに一生懸命…。そんな日常とは違って、村は本当に居心地がよかった。肩の力が抜けて、自分の気持ちに素直でいられる感覚。きっと生きているってこういうことなんだ、忘れたくないなって、心と体で感じた。日本を離れた、スリランカという非日常の中で、人との気持ちのいい繋がり方のヒントを学ぶことができた。これからはもっと自分の気持ちに素直に生きていきたいと思ったし、日常に埋もれてしまいそうな目の前の幸せにちゃんと気づける人になりたいと思った。

もう一つの家族

1日の作業が終わると、家族と手を繋いで歩いて帰った。ホームステイ先では家族と同じように裸足で歩き、アンマ(お母さん)の作る美味しいカレーを手で食べた。日が沈むと真っ暗な夜が訪れ、1つのベットでナンギ(妹)たちとぎゅうぎゅうになりながらぐっすり眠った。太陽と共に起き、清々しい朝を迎えた。雨上がりの庭に出て、ふかふかした土の上を歩いていると、アンマが笑いながら紅茶を運んできてくれた。甘くてあたたかい紅茶がいつも体に沁みた。同じ言葉は喋れないけれど一緒に過ごすことで、お互いの距離がだんだん縮まって、家族との繋がりが日に日に強くなっていくのを感じることができた。

心の底から笑った

ナンギ(妹)とは、よく折り紙をして遊んだ。日本語と表情や動作をフルに使ってどうにか伝えたいって頑張った。すると、私の使った言葉の真似をして、ニコニコと楽しそうな顔をしてくれた。アンマ(母)やタータ(父)も、私が何を言っているのか真剣に分かろうとしてくれたし、いつも私にいろんなことを伝えようとしてくれた。もどかしさもあるし、時間はかかるけど、言葉がわからなくても、お互いのことを知りたいと思う気持ちがあれば大丈夫だってことを実感した。ナンギはトイレに行くときもついてきてくれて、アンマは湖で私の頭を洗ってくれた。家に帰ると、ずっと家族と一緒に遊んで、ごはんを食べて、星を見て話をして、一緒に寝た。いつでも家族が側にいて、たくさんの愛と優しさに包まれていた。本当にみんな温かくて、どんどん家族が大好きになった。キャンプの終わりが近くなると、一瞬一瞬が愛おしく思えた。もっとずっとこうやってみんなで笑ったり、歌ったり、踊ったりしていたいなって思った。お別れのとき、村人や家族が涙を流してくれた。こんなにも自分のことを想ってくれたことが素直にすごく嬉しくて、村での生活や家族とのやりとりを思い出すと、自然に涙があふれた。

村人たちと

ワーク地につくと、じりじりとくる暑さの中、鍬やスコップを使いながら、砂を運び、石を運び、セメントをこねた。慣れない体力仕事はきつかったけど、みんなで励まし合ったり、大声で歌ったりしながら汗を流した。休憩のとき飲む紅茶も甘くて美味しかった。完成の時、村人とキャンパー全員でハイタッチをした瞬間は、本当に本当に幸せだった。みんなと一緒に1つのものを作り上げることが出来て、自分の自信にも繋がった。

帰りたくない気持ち

不安でいっぱいだった初日と違って、今は帰りたくない気持ち、達成感、いろいろなものを得た嬉しさでいっぱいだ。最初は、とにかく初めてのこと、初めての人たちに囲まれて、こんなところで2週間も過ごせるのか、ホームステイなんてできるのかと思っていたけど、キャンパーも村の人も家族もみんなあたたかくて、こんなに居心地がいい場所ができるとは思ってもいなかった。たった2週間だけど、本当にたくさんの出来事、たくさんの出会い、学びがあって自分にとって最高の2週間になった。私は人見知りで、自分から何かしようと思っても結局踏み出せなくて、後悔することが今まで何度もあった。だけど、村人やキャンパーと話をしたことで、人と話をすることの楽しさ、一歩踏み出して何かをしたときの達成感を感じることができ、自分に自信をもてるようになった。私にもできることがある、次はこんなこともしてみたい、と考えられるようになり、人生が楽しくなってきた気がする。出来ない理由を探すのではなく、出来るように努力しようと思えたキャンプだった。

過去のスリランカキャンプ 活動ブログ