こんにちは、GW山梨大菩薩キャンプ参加者の広大です!
今回は、2025年4月26日(土)~29日(火)に開催された山梨大菩薩キャンプについて報告します。🏔🌞 今回は山小屋泊や登山道整備など、新しいことがたくさんありました!それでは、報告コラムスタート!

どんなキャンプだったの…?
高校生2人、大学生4人、社会人7人と幅広い層の参加者が集まり3泊4日を過ごしました。今回は、登山道の修復をするための資材を荷上げするために、山登りに挑戦!電気水道ガスが無い山小屋で泊まる、特別な経験ができました。
それではここから、私たちがどんな4日間を過ごしたのか紹介します!

どこで活動したの?
今回の活動先は、山梨県甲州市。大菩薩嶺(だいぼさつれい)のふもとです。
この地域には、2000m級の山がいくつも連なっており、総称として「甲州アルプス」と呼ばれています。
都心からも特急で2時間半と、アクセスも良好で、東京からあっという間に到着しました!🚃
何のボランティアをしたの?
このキャンプでは、甲州アルプス周辺の地域活性に取り組んでいる”甲州大菩薩ネルチャークラブ”のお手伝いをしました。甲州アルプスの自然をこよなく愛し、その魅力を多くの人に知ってほしいという思いで活動している任意団体です。
ネルチャーとは、「ネイチャー」と「カルチャー」をかけ合わせた造語。普段は、甲州アルプス周辺の地域資源の発掘、森に親しむ活動、自然保護活動などを行っています。
今回は、白樺の炭作りや記念館のお掃除、山道整備の資材の荷上げ、山道の杭打ちや階段づくりワークを行いました。

どんなワークをしたの…?
それでは、一つひとつのワークを紹介していきます!
=白樺の炭作り =
ウォッカのろ過材や香りづけに使われる、白樺の炭作りをしました。
白樺の丸太を割りチェンソーで適度な均一な大きさに切ります。その後窯に隙間なく詰め込み火をつけると煙がモクモクと立ち上り炭作りが始まりました。



=記念館の掃除=
有名な小説『大菩薩峠』を書いた中里介山の記念館の掃除もしました。この地域の歴史が感じられる記念館。貴重な資料がたくさん残されていましたよ!


=荷上げ=
登山道を修復するために、木の杭(くい)などの資材を背負って、片道2時間半の山登りに挑みました。中には、1本約2kgの杭を8本も運んだ人もいました!
山登りに慣れていない人も、大菩薩の美しい自然を楽しみながら、無事に登りきることができました。


=山道整備 (杭打ちや階段づくり)=
いよいよ丸川峠に到着!今回のメインワークです。
荷上げした杭を古い杭と入れ替えて打ち込んだり、土や枝を集めて階段を作ったりしました!
これまで何気なく登っていた登山道。大変な思いをして作ってくれた人がいるんだなということを実感しました。山を愛する人たちが安全に登山できるよう、丁寧に作業をしました。


どんな場所で泊まったの…?
ふもとでは古民家で、そして、丸川峠では山小屋で一泊しました!


山小屋の名は、丸川荘。
この山小屋、なんと電気ガス水道が無いのです! 沢で水を汲み、暗くなればランプを灯して生活しました。 自然に近い暮らしは、とってもシンプルで、のんびりしていて、不思議と心も体も癒されました。
自然の中で食べるキャンプ飯も最高でした!
丸川荘のおじいちゃん(只木さん)に人生相談する時間もありました。
43年、山小屋を守ってきた只木さんの言葉は、重みがあって、でも身近に感じられて、みんなの心にしみわたりました。


おいしかったなあ

キャンプに参加して…
僕は、社会人として参加しました。
日常から離れて、美しい自然に囲まれ山小屋で過ごしたからこそ、みんなや自分の純粋な感情に触れることができました。
新しいことを経験したときに感じる面白さや難しさ、これが好きだ!っていう感情。人と一緒にいるかけがえのない喜びを思い出させてくれました。
また、この環境で色んな人と関わることで価値観を見つめなおすことができ、これからの人生で大切にしたい想いを見つけることがで来ました。
好きな場所、人、感情、想いが増えるきっかけになったキャンプでした。
ネルチャークラブの皆さん、丸川荘の只木さん、末澤さん、そして一緒に過ごしたキャンパーのみんな、ありがとうございました!